遺体管理学

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判例及び関連文献








和泉市訃報住民訴訟


大阪府和泉市役所では、市民が死亡し「手続き」(死亡届や火葬・埋葬許可書申請)がなされると、
その委細(葬儀情報)を「市議会議員にFax送信」するシステムがあります
2007年12月14日、「原告の請求をいずれも棄却する」との大阪地裁の判断
個人情報保護法、自治体における個人情報条例や取扱規則において、「葬儀情報」(死亡情報)の取り扱いは厳密でなければなりません
市役所の扱う情報を市会議員も共用することは合法ですが、わざわざFax送信をすることは「疑問」です

この問題を取り上げた小林市議のHP       小林昌子 市議
この問題を取り上げたオンブズ和泉のHP      小林洋一 氏(小林昌子 市議と同一住所)




京都宇治市フェンス裁判


京都府宇治市に1994年に自宅を新築したところ、2005年に道をはさんだ土地に葬儀場(斎場)が新設される
住民(原告)側は、「出棺の様子が見える」として、2階の竿議場側の窓とカーテンを閉めることを余儀なくされ、
「日常生活に相当の影響を受けている」として葬儀場に以下の条件を請求
1.現在のフェンスを1.5m高くすること
2.フェンス設置まで2005年5月から月額3万円の支払い
3.50万円の支払い

一、二審は住民勝訴であり、1は1.2メートル、2は棄却、3は20万円との判決を下す   判決文

2010年6月、最高裁では1.2審判決を棄却して、住民側の請求を棄却(葬儀社勝訴)
出棺の様子が見える場所は原告宅の2階に限られ、葬儀の実施は月に20回程度、棺の搬入と出棺は速やかに短時間で
行われ、原告が強いストレスを感じているとしても、平穏に日常生活を送る利益を侵害しているとまで言えないとして、
「社会生活上の受忍限度を過ぎていない」として住民側の逆転敗訴が確定   判決文